なぜマスクは現地で必要なのか?

・なぜマスクは現地で必要なのか?
特に被害が大きく、家が倒壊している地域に住んでいる人たちは必要としています。瓦礫撤去等をしている支援者の人たちはもちろんそうですが、日々の作業で埃が舞っている中で暮らしている住人たちもマスクをつけないとのどや肺に悪影響を及ぼしてしまいます。
 
写真の通り支援者は大概マスクをつけていますが、住人はつけられていないのが現状です。
 
これらの地域に住んでいる人たちは日々自分の家の瓦礫の後片付けを率先して行っています。多くの倒壊した家は元々貧しい人のものが多いため、そもそもマスクを日々買い直す余裕はないとも言えます。
 
同じマスクを使い続けるのはどうしても衛生的とは言えません。彼らの安全、健康のためにより多くのマスクの支援が必要です。
 
 
・誰が必要としているのか?
特に瓦礫撤去をしている人たち、瓦礫撤去作業が盛んな地域に住んでいる人たちが必要としています。その他医療系で働く人、またゴミや汚物を扱う人々にも大変役立つと思われます。

ネパールではポイ捨てがよくされます。避難所等の共同生活するスペースでゴミを捨てたり、トイレを汚してしまうと、住んでいる避難者全員の健康に悪影響が出てしまいます。

私自身が地震の直後避難生活をしている時にトイレ掃除や、ゴミ拾い、そしてゴミの処理を行っていたのですが、やはりマスクをつけないと不衛生です。
 
 
・必要だという確証はあるのか?
後ほどビデオをアップロードします。家からすぐの坂道を降りる時の様子のものです。各家で盛んに瓦礫撤去作業が住民によって行われており、前が見えないぐらいに砂埃が舞っています。どう考えても、この砂埃を吸引するのは問題ないとは言えないと思います。

また、前回マスクを配布したbungmatiでは道行く人々にマスクがほしいとせまられました。自分の家族の分ほしいと言ってくる人たちもいました。やはり砂埃が舞っている環境の中では誰もが自分ののどや肺を守るためのマスクが必要だと思っています。

また、もう一つ共有する、大学生のボランティアがしゃべっているビデオをご参照ください。もっともっとマスクが必要で、これは日本からの素晴らしいサポートだと言っています。
 
 
現地スタッフ 篠崎

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